野外イベントという枕詞のついた盆踊り大会

絶賛反抗期中な中学生の息子が小学生の時の出来事です。
子どもが、子供会主催の盆踊り大会のチラシを持って返ってきました。
メインは盆踊りのようですが、ヨーヨー釣りや綿あめなどの子どもの喜びそうな屋台も出店するらしく、大喜びでチラシを見せてくれました。

そのチラシを見た時に、なんとも不可思議なしっくりいかない気持ちが沸き起こってきました。
この不快感は一体なんなのだろうとじっくりチラシを見ると、そこに「野外イベント」という文字を発見しました。
盆踊りは、なんともノスタルジックでレトロな、昭和を感じさせる響きですが、野外イベントは現代風のモダンな感じに早変わりです。というか、盆踊り大会がまさか野外イベントのカテゴリーに入るものだなんて、昭和の私には思いもよりませんでした。

野外イベントという言葉のイメージから、私は若い子の集まり的な、そんなものをずっと想像していたのですが、漢字のみに焦点を当てて考えてみれば、屋外で行われるイベントという意味です。すっかり「イベント」という横文字マジックに騙されてしまった、一本取られた的な気持ちになりました。

でも、もしかして野外イベントという枕詞的なものが使われているくらいだから、昭和チックな盆踊り大会よりも平成風な盆踊り大会になっているのかもしれない、そんな思いが頭をよぎりました。子供会の役員の方たちも、今や20代や30代前半の若い人が多いので、考えることも斬新かもしれません。

物は試しということで、私もこっそりではありますが、見学へ行くことにしました。なぜにこっそりなのかというと、子どもがお母さんには来てほしくないと言ったからです。私もこの頃はお母さんと一緒というのは気恥ずかしさを感じたので、子どもの気持ちを尊重して陰でちょこっと見て帰ることにしました。

盆踊りらしからぬ、モダンな音楽の流れを感じながら会場に近づいていきましたが「ザ・盆踊り大会」という言葉が全くふさわしい仕上がりでした。
なるほど、昔と現代をうまく融合させたものがここにあるのだと実感し、会場を後にしました。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ